学校授業@南宇治中学校(2017.11.11)
11月11日、宇治市立南宇治中学校で、「『ジブン』が『セカイ』を変える」を開催しました!
今年7月10/11日に開催した「『セカイノコト』を『ジブンゴト』に ~リアルな世界を知り自分たちで考える~」で知ってもらった世界の課題に対して、今度は自分たちでどのように関わっていくのかについて考えてもらいました。
「持続可能」って?
7月の授業では、SDGsについて知ってもらったのですが、「持続可能」って実際どういう意味を持っているんだろう?という観点から復習を行いました。ここでは「将来世代のみなさんへ:ごめんよ」という動画を見ました。
私たちが今使う紙を作るために木を伐採しているから、将来の子どもは「木」という言葉、存在を知らないかもしれない。現代を生きる男性が、将来の世代に対して「SORRY」と謝っている内容です。しかし、動画の最後で彼は「でももう謝らない」という言葉と共に、今私たちができること、できるはずのことについて述べていきます。
この動画について、生徒のみなさんにも疑問を投げかけながら「持続可能」とは現代の私たちだけでなく、 未来のこどもたちや地球が健康でいられることである、という理解を深めていきました。
SDGs×国
次に、SDGsが実際にどのように働き、いかに世界各国で達成されているかについてメンバーがプレゼンを行いました。
扱う国は、2017年7月にニューヨークで行われた「High Level Political Forum(ハイレベル政治フォーラム」のSDGs達成度ランキングを元に、達成度の高い国と低い国をそれぞれピックアップしました。これによって国によってSDGs の達成度が違うこと、そして達成度の高い国の取り組みに触れることでどのように SDGs を達成することができるかを知ってもらいました。
SDGs×社会
次に、SDGsで扱っている社会問題と、そのための対策がどのように私たちの生活と結びつけることができるかついて学習しました。ここでは、ビンゴゲーム形式で楽しく学びました。
ユニクロやGUに設置されているリサイクルボックスや、「Product RED」という売上金の一部がAIDS対策の支援金に使われる仕組みがApple、NIKE、iPhoneのアプリなどに導入されていることを伝え、わたしたちも貢献できるということを学びました。
社会課題解決ワークショップ
最後に、実際に自分たちで社会問題を解決するワークショップに挑戦してもらました。生徒さん5人ほどのグループになり、取り組んでもらいました。
まず、クイズ大会を行い、正解に応じてman/money/knowledgeという3つのリソース(資源)を獲得しました。これには、「人手」「お金」「知識」という、社会課題解決に必要な3種類の資源というメッセージングがありました。
次に、クイズで得た資源を使って、様々な社会課題を解決してもらいました。アイセックメンバーが社会課題と、それを解決するために必要な資源とその数を書いたポスターを持ち、柔剣道場に散らばりました。少ない資源で解決できるものから、1グループでは到底解決できないものまで、幅広い種類のものを用意しました。資源を消費して問題を解決することで得ることのできる「解決ポイント」を競う形で、生徒さんたちは、持っている資源を効率的に使い、問題を解決していきました。
ワーク終了後、各クラスで1番解決ポイントを獲得した班のポイントを集計し、これらを足す=協力することで、それぞれのグループがバラバラでは解決することができなかった問題を解決することができることを話し合いました。社会課題解決のためには、みんなが参加し、協力することが必要であり、世界をより良くするために、自分も何かできるのではないかと考え行動を起こすことが必要だというメッセージングを行い、ワークショップを終えました。
We are the World
最後に、We are the Worldをみんなで歌い、グローバルフェスタを終えました。
感想
今期2回目となる南宇治中学校では、1回目のメッセージング「社会問題はそれぞれが絡み合っている」をさらに発展させ、「社会問題の解決のためには、人も繋がっていく必要がある」ということを伝え、また、自分たちも参加することができるという意識を持ってもらいました。
ゲームやワークショップ中心で楽しく学んでもらうことができました!
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