2018年1月5日に京都市立堀川高等学校で学校授業を開催しました。

高校1年生の4コース、総勢248人という大変多くの生徒さんに対して授業をさせていただきました！

前半（85分）は私たちのプログラム「JIZOKU」を開催し、後半（60分）では、アイセックから海外インターンシップに参加した2名のパネルディスカッションと、京大生アイセックメンバー29人が進路相談や大学について質問を受ける、学部別交流会を行いました。

次にSDGs（Sustainable Development Goals：持続可能な開発目標）について紹介し、詳細についてお話をしました。

SDGsとは何か、そしてなぜわたしたちがSDGsを知ってもらいたいのかについて知ってもらいました。

SDGsが社会課題に対して掲げる「全員でやる」という取り組みの姿勢は、これからの社会を形作っていく上でとても重要なメッセージです。

次に、SDGsが扱う社会課題の現状について、実際に被害に遭っている人々の話や詳しい統計を提示しながらお伝えしました。

日本に住むわたしたちにとってなかなか実感できない社会課題に関して、衝撃的な数字を見たり実情を知ったりすることで、課題に対する姿勢も変わっていきます。

実際に、世界の過酷な現状を知ることで衝撃を受けたり、今の生活がいかに恵まれているかということを再認識したりして、社会課題は他人事じゃないのだと気づいた生徒さんもいらっしゃったようです。

次に、SDGsに対して企業という立場からどのように取り組んでいるかについて、実際に自分たちで考える経験を通じて知るワークショップを行いました。

まず、実在する企業（LIXIL、味の素、エーザイ、Apple、イオン、パナソニック）の紹介を行い、普段どのような商品を売っているか、リソースを持っているかを伝えました。

次に、それらの情報を活かして、SDGsで扱われている社会課題に対してその企業がどのような取り組みを行っているかを考えてみました。自分たちがその企業だったらどんなことができるか、企業になりきって考えました！

どの班も面白い案がたくさん出ていて、聞いていて楽しかったです！話し合って意見をまとめる難しさやそれを乗り越えてアイデアを創出する喜びを味わえたとの声もありました。

最後に、それらの企業が実際に行っている取り組みを紹介しました。

似た案が出ていた班もあれば全く違う班もありましたが、本当にどれも素敵な企画で、実現されたら素晴らしいなと思いました！

自分たちでSDGsの達成方法を考えた後に、実際に身近にある企業が達成のためにやっていることを幅広く知ることで、生活の中に課題解決の方法があること、また自分の興味分野と社会課題に関連があることに気づいてもらえたかなと思います。

最後に、1日の振り返りを行い、今日感じたことを名刺カードに書いてもらいました。

I JIZOKU….に続く言葉は、今日生徒のみなさんが感じてくれたことをこれからも持続させていってほしいという願いを込めています！

30名の京大生が参加し、法学部、文学部、総合人間学部、経済学部、教育学部、農学部、工学部、理学部の29名がそれぞれの学部について、また学校の生活について話しました。

大学生1人に対して高校生3~10人の少人数で交流することができ、詳しいお話ができました！

普段腰を据えて話すことのない実際の大学生と話すことにより、大学生活を具体的にイメージしたり、勉強へのモチベーションを得られたりしたという声もありました！

堀川高校の生徒さんたちは、何かを学び取ろうととても積極的に授業に参加してくださいました！メンバーにとっても楽しく学びのある学校授業になりました。今回の授業で得た学びや社会課題への関心が彼らの心の中で「JIZOKU」することを願っています！